こんにちはこんばんは、高松店スタッフの平松です:)

2月も中旬を迎えようとしておりますが、

これからさらに新作たちが入荷してきます。

例えば、当店では毎シーズン好評の「YOKE」や

今シーズンからお取り扱いの新ブランド「CIOTA」は

これからが本格的な入荷となります。

 

そのシーズンの新作が店頭に揃ってくると

一気に季節の変化を感じることが出来て、

新鮮な気持ちになるのでこれからが楽しみです。

特に、今回は新ブランドとして

「CIOTA」が初めて店頭に並ぶので

少し変わった雰囲気になるかと。

既にデニムが入荷しておりますが早くも残りあとわずか。

“シンプル” ”ベーシック” ”上質” の3拍子に加え、

ブランドの特長である”スビンコットン”は

肌触りと高級感が別格で

もはやデニムをはいている感覚ではないです。

 

 

今回はそんな”スビンコットン”について、

少し掘り下げてお話しできたらと思います。

 

まずはその名前と大まかな特徴について。

スビン(SUVIN)とは、

インド原産のスジャータ(SUJATA)綿と、

カリブ海の島国であるセントビンセント(St.VINCENT)で

栽培されている海島綿との交種で、

それぞれの頭文字をとって名づけられました。

超長綿に分類され、とても長く細く強い繊維のため、

羽毛が少なくシルクのような

滑らかな肌触りの糸を作ることが出来ます。

また、手摘みによる収穫が

最高の品質を維持しているのも特徴です。

 

繊維自体が細いので、

糸にするときに同じ太さあたりの

繊維の本数を多くすることができて、

あまり撚りを掛けなくても

細くて強い糸を作ることができる

ということなのだそうです。

つまり、甘く撚っても糸として成立するので、

やわらかくしなやかな糸に仕上げることができる

ということなのです。

その質感はカットソーとの相性が抜群。

 

例えば、GRASSでお取り扱いのある

LA MOND(ラモンド) SUVIN COTTON TEE

コットン100%とは思えないほどの着心地で

まさにスビンらしさを感じられる1枚です。

 

次にその希少性。

超長綿の中でも

特に生育環境の気象条件が厳しく、

インド・デカン高原南部のタミル・ナードゥ州の

限られた農家でしか栽培することができない

希少なコットンが”スビンコットン”。

 

どれくらい希少かと言いますと、

全世界の年間綿花生産量が約2600万トンで

超長綿はそのうちの約39万トン。

つまり全てのコットンの中で1.5%程度。

有名なものにアメリカの「スーピマコットン」や

エジプトの「ギザコットン」などがあります。

そしてスビンコットンはさらにそのうちの約200トン。

つまり全てのコットンの中で0.001%以下。

トントン言い過ぎましたが、

とにかくそれくらいレアな繊維ということです。

 

そんなインド最高峰の超長綿スビンコットン。

ぜひこの素晴らしい繊維を

実際に体感していただけたら嬉しいです。

 

21SS「CIOTA」の入荷予定の新作商品たちは

カットソーはもちろんのこと、

スウェットやチノパン、コートまで

全てスビンコットンが使用されています。

各アイテムでどのような良さが表されているのか

これから楽しみですね。

 

上で紹介しました

LA MOND(ラモンド) SUVIN COTTON TEE の

再入荷予定もございます。

 

今回は豆知識的な内容でしたが、

学生時代に1番好きだった科目が「地理」なので

どこでどういう条件下で何が生産されているか

みたいな話は少し懐かしくて

書いていて楽しかったです。

洋服とつながると余計に。

 

それではっ:)