こんにちは。福山店スタッフの藤井です。
少しずつ暖かくなってきましたね。
早速ですが本題に入っていきたいと思います。
今回のテーマは「和紙」です。
みなさんは「和紙」をご存知でしょうか。
そうです。あの「和紙」です。
障子紙に使われたりする、日本古来の製法によって作られる紙のことです。
「服と関係のない話では…?」と思いましたか?
実はそんなことないんです。
近年、素材に「和紙」を含んだ服があるんです。
驚きましたか??
紙で服を作るなんて日本の技術はすごいなと思う一方で、聞き慣れない素材の服なだけに
「和紙を使うことで何がどういいの?」
「洗濯しても大丈夫だろうか…」
と、疑問も多く出てきますよね。
というわけで今回は素材に和紙を使った服の特徴を解説していきたいと思います。
まずはその特徴から。
肌触りはシャリっとしており、糸は毛羽立ちが少ないです。
肌に直接触れてもチクチクしにくく、デリケートな肌にも安心です。
ほこりや花粉など、汚れをからめとりにくいため防臭作用も兼ねそろえています。
「和紙」、細かく言うと服に使われる場合「和紙糸」ですが、「麻」と比較してみると、その特徴がよくわかります。
まずは「麻」よりも軽いということです。
夏場には軽くて通気性の良い「麻」素材の服がとても楽で着心地がいいですよね。
そんな「麻」よりも軽く、「麻」と同じく高い強度を持っており、通気性もよく、清涼感があります。
さらに、和紙糸は繊維に適度な隙間があるため吸水性、吸汗性にも非常に優れており、ベタつかず、乾くのも早いです。
まさに夏にピッタリの素材です!
次に洗濯についてです。
「紙を洗濯したら溶けてしまうのでは…?」
僕も最初はそう思いましたし、実際水に強いわけではないようです。
それでも溶けてしまうことはありませんし、和紙糸を使った靴下やスウェット、ニットに至るまで
以下のように、洗濯可能な製品が多いです。
(和紙糸を使った服の品質表示には「指定外繊維(和紙)、分類外繊維(和紙)」などと表示されています。)
自宅で洗濯する場合はネットに入れ、乾燥時に乾燥機を使用せず、天日干しで乾かすことをお勧めします。
さて、いかがでしたでしょうか。
僕の書いたこのブログが皆様の服選びに少しでもお役に立てると幸いです。
最後に私ごとで恐縮なのですが、今年の4月から福山店の方で正社員として働くことが決まりました。
店舗にお立ち寄りの際は是非お声がけください。これからよろしくお願い致します!