布マスクのお手入れ方法

マスクは口元に触れるものなので、衛生面を考慮して11回洗濯するのが基本です。

強い力がかかる洗濯機で洗うと、生地がほつれる原因になるそう。マスクを洗濯ネットに入れて洗う人もいるようですが、型崩れを防いで長く使うためにも手洗いがおすすめです。

【マスクの洗濯で準備するもの】

  • 衣料用洗剤
  • 塩素系漂白剤(市販の「ハイター(衣料用)」など)
  • 清潔なタオル
  • 洗面器(大きめのおけ)
  • ゴム手袋(台所用手袋)

【マスクの洗い方】

布マスクの洗い方は大きく2つに分かれます。

1:衣料用洗剤で洗う

2:塩素系漂白剤で洗う

 

衣料用洗剤は皮脂などの汚れを落とすため、塩素系漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムの成分でウイルスを不活化させる目的で使用します。

 

厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A」では、衣類やタオルの洗濯には衣料用洗剤を使用すること、物の表面の消毒に次亜塩素酸ナトリウムが有効であることが記載されています。

布マスクを洗濯するの際の注意点は以下です。

⚫︎塩素系漂白剤を使用する際はゴム手袋を使うこと

⚫︎なるべく複数のマスクを一度に洗わないこと

⚫︎洗濯液の飛沫に触れないように処理すること

⚫︎洗濯後は十分に手を洗うこと

 

なお、色物・柄物は塩素系漂白剤で変色する可能性があるため、注意しましょう。

洗剤で洗う

1.洗面器に水をため、衣料用洗剤を入れて混ぜます。2Lの水に対して、約0.7g(ティースプーン半分)の洗剤が目安です。

2.洗面器にゆっくりマスクを入れて、そのまま10分待ちます。

3.10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。 マスクの繊維を傷める可能性があるため、もみ洗いしないこと。

4.洗面器の水を捨てます。洗面器の中の水にはウイルスが含まれている可能性があるため、水が飛び散らないように注意しましょう。

5.洗面器に新しい水をためて、マスクに付いた洗剤をすすぎ、水をゆっくりと捨てます。

塩素系漂白剤で洗う

6.洗面器に新しい水をため、塩素系漂白剤を入れます。1Lの水に対して、15mLの塩素系漂白剤(「ハイター(衣料用)」ならキャップ7分目)が目安。塩素系漂白剤の成分で皮膚を傷める可能性があるため、ゴム手袋を使用します。

7.洗面器にマスクを入れ、そのまま10分待ちます。10分たったら、マスクを軽く押し洗いします。マスクの繊維を傷める可能性があるため、もみ洗いしないで下さい。

8.洗面器の水をゆっくり捨て、新しい水を入れてマスクをすすぎます。再度水を捨てて、もう1度新しい水でマスクをすすぎます。塩素系漂白剤の成分をしっかり落とすため、2回すすぎます。

9.清潔なタオルでマスクを挟んで、たたいて水分を取ります。

マスクの干し方

水気が取れたら、ガーゼマスクを日陰で乾かします。乾燥機を使うとガーゼが縮んでしまうので、陰干しで自然乾燥させましょう。

型崩れを防ぐために、手でしっかり伸ばしてから洗濯物干しに干し、乾いてからアイロンで形を整えるのがおすすめです。

11回しっかり洗濯しましょう。