皆さんこんにちは!
福山店藤井です!
朝晩が少し肌寒く感じてきました…
季節ってほんとガラッと変わりますね。
なんとなく季節の変わり目って独特な匂いがしませんか?
その匂いを感じると、「季節が変わるんだなぁ」と思うのと同時に「去年の今頃は何してたかなぁ」と染み染み思い出に浸ったり…
実は人の記憶に1番残るのって匂いなんだそうです。
さらには感情とも深く関わっているらしく、悲しいことがあった時の匂いを嗅ぐとリンクしてその時の感情が呼び覚まされたりするらしいです…
人間の脳って不思議ですよね…
さて、秋めくこの時期、秋冬に着る服を色々と考えて必ずと言っていいほど案に上がるのが「起毛」を使用したアイテム。
「起毛は暖かいから秋冬は欠かせないっ!」
そう、起毛していると暖かい。
イコールで結ばれているような当たり前のことかもしれませんが、なぜ、起毛は暖かいのか?
そもそも起毛とは何か。
起毛は針状のもので生地の表面を引っかき、毛羽立たせている加工のことです。
実は起毛の歴史は古く、日本では江戸時代からアザミやイガといった植物のトゲを使って、生地を起毛させていたとか…
1855年のパリの万博博覧会では「起毛機」なるものが出展されていたそうです。
ファッションの観点から見ると、起毛したアイテムは「外観がぼんやりとして、柔らかい印象になる」というメリットがあります。
「柔らかい印象になる」と言いましたが実際に生地を起毛させると、寄り集まっていた糸が形を崩すので生地そのものが柔らかくもなります。
よって着心地もよく、着用時にストレスの少ない仕上がりになるんです。
さて、起毛が暖かい理由ですが、毛羽立たせた糸が空気を含むことがポイントです。
空気をより多く含むことが出来るということは、着用した時に体温の暖かさを含んでくれるということです。
さらに空気の層が断熱材になることによって熱が外に逃げるのを阻止してくれるので保温性にも優れています。
細く起毛させた糸と糸の間に熱を吸収し、保温してくれる。まさに秋冬に欲しい特性ですよね!
オンラインでも起毛加工した商品を取り扱っているのでぜひご覧になって下さい!
冬になってさらに気温が下がったら、ナイロンやレザー素材などの防風性をもった羽織りと組み合わせれば防寒はバッチリです!
これからどんどん寒くなっていきます。
オシャレに暖かく、秋冬を楽しみましょう!
それではまた次回!