こんにちは、岸本です。
今日はこの前のブログで触れていた
コロナ禍での仕入れについて。
今の時期は21SSシーズンの仕入れがほぼ終わり
早いとこはもうすぐ21AWの展示会が始まります。
都内のバイヤーはマヒってるので
展示会に行ってるみたいですが
地方のバイヤーは見合わせている所がほとんど。
仕入れに関しては他社バイヤーも含め
本当に頭を悩ませています。
資料やサンプル、
生地見本を送ってくれるブランド
動画やZoom、
Instagramの非公開アカウントで
商品説明をしてくれるブランド
対応は各社様々。
まぁ、既存のお取り扱いブランドは
ある程度クオリティーやデザインのクセが
分かっているので
何かしらの情報があれば時間はかかりますが
そんなに問題ではないです。
そして何よりデザイナーさんへの
信頼がある点はとても大きい。
“ここなら大丈夫”
結局僕たちもお店のお客様と同じように
ブランドやデザイナーさんとの
信頼関係で成り立っています。
なので直接コミュニケーションが取れない今の状況は
お会いした事のない作り手さんの想いが
きちんと汲み取れないため
新しいブランド開拓がかなり難しく
ここが一番の問題。
結局のところFACE TO FACEじゃないと
伝わらない部分がありますからね。
じゃなきゃ、わざわざ高い出張費や
時間・労力をかけてまで
都内へ出向く必要なんてないもん。
Webなどで見えてるだけの情報や
噂話程度の事で判断したくないし。
取引先や同業の方と関わっていると
色々マイナスな話も入ってくるんですけどね。
だけど何でもそうですけど
モノってほぼ全てヒトが作り出してるわけで
それが作品になるまでの
ストーリーや背景、拘りや想い入れがあり
もっと言えばそのヒトの数十年の生き方
考え方があります。
流れてきた情報なんか
ほーーんの一部。
それはプライベートでも一緒。
酒席の場を盛り上げるための
尾びれ背びれの付いた話だったりするし。
例えそれが事実であっても
それはただの点の情報でしかなく
あっそ、ふーん。
って感じです。
そんな数分、数秒
人から聞いただけで
「この人、このブランドって〇〇なんだー」って
知ったつもりになり
勝手な解釈を伝染させていかないようにしなきゃ。
大先輩が言ってた
・会った事もない人の事を批評する
・人の努力を笑う
どんなに良い人そうに見えても
特定の個人や集団に対して
これが見え隠れする人はNGって。
色眼鏡で見て粗を探し
誰かを落として自分に気を引こうとしてるだけだから
ビジネスでもプライベートでも危険だと。
言葉の扱いに長けた人が多く
言い回しが上手で
深入りすると引っ張られるぞって。
確かに自分達みたいな小売店に置き換えると
買ってほしいからって他店の悪評を
言ってる販売員って考えると納得。
とはいえ、対面でお話できない状況で
そのヒトを知るのは至難のわざ。
さて、どうすっかなー、、
色々考えた結果
元々繋がりがあった信頼している人のブランド
もしくは、信頼している人が
認め合っている人を紹介してもらい
広げていこうかなと。
意外と狭い業界、
ちゃんと類は友を呼んでいます。
もう仕込みは完了。
我ながら納得のいく構成です。
新生ブランドもあり
華々しくデビューしてもらいたいので
おもしろい事も計画しています。
少しずつご紹介していきますので
お楽しみに!