こんにちは、岸本です。
19AWのデビューシーズンから
お取り扱いさせていただいている
HERILLについて。
展開している商品は
↓こちらからご覧いただけます。
20AWも前回に引き続き
カシミヤをベースとしたラインナップ。
外はまだまだ暑い中
ありがたい事に早くもWebを中心に
たくさんのご注文をいただいております。
と同時に、お問い合わせも多いです。
店頭で手に取ってご覧いただくのが
話は早いのですが
遠方の方や今の状況
また福山店が休業中ともあって
画像で検討しないといけない方も
多いのではないかと。
HERILLについては
平松も何度かブログを書いてますが
特にご注文、お問い合わせの多い
GOLDEN CASHシリーズ。
GOLDEN CASHとはカシミヤの中でも
最高峰ランク。
通常のブラウンカシミヤに比べて
体色が金茶から赤みを帯び
産毛は淡いベージュで
繊度が細かいのが特徴。
着用するたびに艶やかさが増し
他では再現できない
自然の優しい色味を活かした
カシミヤニットです。
これからご紹介する2型は
Web上の画像では
違いが分かりにくいので
こちらを比較してみました。
71,500円
身長171cm 体重58kg (太った)
サイズ 1を着用しています。
サイズ 1 は女性でも着ていただけるサイズ感ですね。
こちらはデビューシーズンからの継続。
以下、「定番」とします。
41,800円
身長171cm 体重58kg (太ったんよ)
サイズ 1を着用しています。
こちらのシリーズは20AWからの新型です。
以下、「新型」とします。
平松の記事中にもありますが
新型はホールガーメント仕様となります。
ホールガーメントとは
立体成型編みの機械によって作られる
ニットのこと。
この編み機によって作られるニットは
筒状に編み立てられているため
リンキングや縫製が不要で
シーム(縫い目)のない製品になります。
丸胴Tシャツのように
縫い目が肌に当たらずストレスフリー
さらにGOLDEN CASHを使用する事により
極上の着心地を実現。
では、定番と新型の違いについて。
どちらもGOLDEN CASHを使用しているものの
ご覧の通り、倍近くの価格差があります。
上記の通り仕様も異なりますが
GOLDEN CASHシリーズの
価格差の最も大きなポイントは
糸量の違いです。
簡単に言うと定番は糸量が多く厚手
新型は糸量を抑えた薄手となります。
しかしながら新型は
“定番と比べて” 薄手ではあるものの
ハイゲージニットのように
吊るした時、向こう側が透けて見える程
薄手ではありません。
一般的なミドルゲージのニットと
同じ程度の肉感があり
一枚でも十分通用する厚みはあります。
着用した際の違いは
定番の方が肉厚なので
迫力と重厚感があります。
そして何より
最高峰のカシミヤを
こんなに使っちゃっていいの?
っていう背徳感…
いや、リッチな気分を味わえること。
自己満足じゃんと言われれば
それまでですが
洋服にそれを求めない方は
そもそもHERILLじゃないでしょう。
自己満足こそ
気分を上げる最大の要素。
HERILLはその極みです。
パッと見のデザインだけでなく
着用して初めて得られる満足感。
HERILLの魅力はとても深く
本当言うと文字や画像でお伝えするには
限界があるんですけど
手元に届いて着用していただければ
なるほど納得のニットです。
期待を軽く超えてきます。
さて、ここまで価格については
サラッと流してましたが
一般的に3万台のニットでも
めちゃんこ高価です。
それが7万台なんて泡吹いちゃいます。
気にはなるんよ
気にはなるんじゃけど
躊躇するわ!
そのお気持ち
よく分かります。
見た目の違いがそこまで大きくないので
現実的な“防寒“という部分を加味するならば
お住まいの地域が温暖地〜中間地でしたら
新型の方が秋口から着ていただけるでしょう。
冬場もレイヤードスタイルなど
より長くお楽しみいただけるかと思います。
寒冷地であれば定番の方が安心です。
防寒という意味で言うと
自分たちが住む西日本では
新型で何ら問題なく
こちらで十分といったところでしょうか。
あとは、背徳感をどうするか。
お財布と相談してみてください。
極上のニットをぜひ!